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食物アレルギーにおける「経口負荷試験」の重要性
食物経口負荷試験とは、アレルギーが疑われる食品やこれまで除去していた食品を、医師の管理のもとで実際に少量から食べさせ、症状が現れるかどうかを確認する大切な検査です。
1. 検査の主な目的
- 食物アレルギーの確定診断 血液検査や皮膚テストで陽性であっても、実際に食べてみないと症状が出るか分からないため、正確に診断します。
- 耐性獲得(治癒)の確認 以前アレルギー反応が出た食品が、成長によって食べられるようになったかどうかを確認します。
- 安全に食べられる量の決定 必要最小限の除去に留め、日常生活でどの程度までなら安全に食べられるかを明確にします。
2. 血液検査だけで終わりにしないために
医療機関によっては、「卵を食べて蕁麻疹が出た」「血液検査で陽性だった」という理由で、「半年間は一切食べないように」と一律に除去を指示されることがあります。
しかし、実際には以下のようなケースが多く見られます。
- 「5g食べると蕁麻疹が出るが、1gや0.1gなら症状が出ない」ということがある。
- 症状の出ないごく少量の段階から少しずつ量を増やしていくことで、最終的にその食品が食べられるようになることが多い。
- 食物によっては微量でも症状が出てしまい、なかなか増量を進められない場合もある。
つまり、血液検査の結果だけで判断して終わりにするのではなく、「いかに安全に食べられるようにするか」をめざして経口負荷試験にチャレンジすることが非常に重要です。
3. チャレンジするタイミングと日常生活への配慮
経口負荷試験を行うタイミングは、月齢や年齢が早いほど、順調に増量しやすい傾向があります。
また、お母様・お父様の仕事復帰のスケジュールも考慮しておくと安心です。仕事が始まってしまうと、平日に負荷試験や通院のために休みを取ることが難しくなってしまうケースも少なくありません。仕事に復帰する前の段階で、あらかじめ食生活の目安をつけておくことをおすすめします。
少なくとも、使用頻度の高い「卵」「牛乳」「小麦」については、早い段階から食べられるようにしてあげたいものです。